部屋探しで必須条件にする人も多いオートロック物件。防犯性に優れていますが他にもメリットもあり反対にデメリットもあります。知らないと思わぬ落とし穴があるのでそれを加味したうえでオートロックは必要なのかどうか見ていきましょう。
①オートロックのメリット
オートロックのメリットで最も大きいのは防犯性です。侵入者を防いでくれ女性でも安心した暮らしができます。ただ、防犯性に関しては誰もが分かっているメリットなので他のメリットも見ていきましょう。
建物の作りがしっかりしている
オートロック物件はもれなく建物構造がしっかりしていてそれなりのグレードが約束されています。また、せっかくオートロックでもそれ以外の場所から簡単に侵入されては意味がないので全体的に侵入しずらい作りになっていたり目隠しや塀が高く作られていたりなどプライバシーに配慮されています。
入居者の民度が高い
オートロック物件は無しの物件に比べてグレードが良く家賃も高めな為、それ相応の入居者が集まります。物件にもよりますが民度が高く建物内の治安が良い傾向があります。
営業・セールス・勧誘を防げる
防犯性に似たメリットになりますが営業等の訪問も玄関先ではなくオートロック前のインターホンで対応できるため断ったり居留守を使うのが容易いです。また、断られやすい為営業側もオートロック物件を避けるため、訪問数もオートロック無しに比べて少なくて済みます。
②オートロックのデメリットは?
一見オートロックはメリットしかないように見えますが実際住んでみないと分からないデメリットがあったりもするのでここで確認しておきましょうl
賃料・管理費が高い
建物のグレードが良かったり設備の維持に費用がかかるので賃料・管理費がオートロック無しの物件に比べ高くなります。相場では有りと無しで単身用の部屋で5,000円~10,000円ほど、ファミリー用の部屋で10,000~20,000円程度差があります。
出入りがひと手間
開錠方法は鍵穴式、暗証番号式、タッチ式など様々ですがオートロック前で一度開錠して玄関で開錠するので手間が1つ増え、荷物が多い時などはもどかしいです。またオートロック外にごみ置き場などがある場合などはわざわざ鍵をもって出なくてはいけないので意外と面倒です。
その他、置き配に対応できなかったり引っ越しなどの荷物の搬入搬出が大変だったりとメリットを超えるほどではありませんがささいなデメリットがあります。
③内見時に確認しておくこと
メリットデメリットを見てきましたがオートロックのタイプによってメリットデメリットが多少変わってきます。特別これはやめた方が良いというものはありませんが内見時などに確認しておきましょう。
オートロックの開錠方法
デメリットの部分にもありましたが開錠方法によって手間が変わってきます。手間がない順で行くと暗証番号式>タッチ式>鍵穴式です。特にオートロックと玄関の鍵が別々のタイプが一番手間です。内見時に見たり不動産屋に確認しましょう。
扉の形状
自動ドア式と扉式に分かれますが断然自動ドア式が楽です。規模が大きい建物だと自動ドア式、規模が小さいと扉式なことが多いです。
郵便ポスト(集合ポスト)の位置
これは受け取る側もオートロックの外にあるのか内側にあるのかを見ます。内側にあれば外に出る必要がないので楽です。宅配ボックスが併設されているタイプでは宅配ボックスだけ外というパターンもあるので確認しましょう。
④不動産屋のアドバイス
いかがでしたでしょうか。やはりオートロック物件はメリットが大きく個人的にはおすすめですが家賃が高くなるので背伸びしすぎず自分の予算をしっかり決めて判断するようにしましょう。