更新の時期によくあるお悩みである更新するか引っ越すか。更新料を払うくらいなら引っ越したほうが良いんじゃないかと考える人も多いのではないでしょうか。この記事では更新と引っ越しの費用を比較しどっちがお得か、どっちにすべきか見ていきましょう。
①更新費用と引っ越し費用の比較
まずはそれぞれにかかる費用をここでは例として家賃8万円の物件で保証会社加入の場合で見ていきましょう。この場合家賃はどちらも除いています。
更新にかかる費用
まず更新にかかる費用を見ていきましょう。
更新料 | ¥80,000 |
更新事務手数料 | ¥20,000 |
火災保険 (更新) | ¥15,000 |
保証会社 (更新) | ¥10,000 |
合計 | ¥120,500 |
更新では更新料以外に費用がかかる場合があります。相場では家賃の1.5か月分ほどです。契約時に確認しておきましょう。
引っ越しにかかる費用
次に引っ越しにかかる初期費用を見ていきましょう。
敷金 | ¥80,000 |
礼金 | ¥80,000 |
仲介手数料 | ¥86,400 |
火災保険 | ¥15,000 |
保証会社 | ¥40,000 |
鍵交換代 | ¥21,600 |
引っ越し代 | ¥32,400 |
合計 | ¥355,400 |
物件によってかかる費用は違いますが一般的な費用がコチラです。前家賃を除いて家賃のおよそ4.5カ月分です。
②実質どっちがお得?
引っ越し理由がはっきりしてなければ更新
家賃8万円の物件の場合、更新の費用はおよそ12万円、引っ越しする場合はおよそ36万円とかかる費用は3倍ほどで更新の方が安く収まることが分かりました。特に引っ越す理由がない場合は現状維持で更新すべきでしょう。また、更新料は減額できる可能性もあるので更新の際は交渉してみるのもいいでしょう。詳しくは下記リンクを参照。
引っ越しでも費用を抑えられれば・・・
引っ越したい理由がある場合は礼金や仲介手数料などを抑えることができれば更新と同じくらいの費用で引っ越せることもあります。礼金ゼロの物件を探したり仲介手数料が安くなる不動産屋を利用するのもいいでしょう。
③更新すべき人、引っ越すべき人
更新の方が費用はかかりませんが引っ越すべき理由がある人は引っ越しを検討すべきでしょう。ここでは自分が更新すべき人か引っ越すべき人どっちのタイプなのかチェックしましょう。
更新すべき人
大きい出費を避けたい
家賃を上げるのはきつい
現状の部屋で満足している
明確な引っ越す理由がない
近場で同じような物件を探している
引っ越すべき人
部屋のグレードを上げたい
現在の部屋に3つ以上不満がある
職場や学校が遠い
周辺環境が悪い、建物が古い
住みたい部屋の目星がついている
④まとめ、不動産屋のアドバイス
・更新費用は家賃の約1.5か月分
・引っ越し費用は約4.5か月分
・更新の方が割安
・引っ越し費用は抑えられる
いかがでしたでしょうか。引っ越しとなると費用の他に手続きなどで労力と時間を食うので現状のお部屋で問題ない人は無理に引っ越すことはないと思います。この記事を参考によく考えて決めることをおすすめします。