一人暮らしの間取りで多く見かけるロフト付き物件。別室があるようで良さそうに思えますがメリットデメリットがはっきり存在します。また、注意点も多いので確認していきましょう。
①ロフト付き物件とは?
ロフト付き物件とは室内にロフトがあるお部屋のことで空間をうまく活用するために一人暮らし用の狭い部屋などにロフトが設計されていることがあります。
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間取り図イメージ↘
※点線部分がロフト部分
ロフトには『階段タイプ』と『はしごタイプ』がありますがほとんどの場合がはしごタイプではしごは『取り外し可能タイプ』か『固定タイプ』かのどちらかになります。
②ロフトのメリットデメリット
ロフト付き物件のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
・天井が高い
・収納として活用
・使える面積が増える
・別空間が作れる
コメント:
ロフトがあることによって天井が高く室内が広く見え実際に使えるスペースも増えるので色々活用できます。物件によってはロフトが3帖以上あるところもあり寝室や別部屋としても利用できます。
デメリット
・はしごが邪魔
・電球取替えに一苦労
・収納がない場合がある
・上り下り、荷物の出し入れが大変
・エアコンの効きが悪い
コメント:
使えるスペースが広くなる半面、メインである居間にはしごが掛かっているせいで思い通りに家具を配置できなかったりロフトがある代わりに収納がないことが多いなどデメリットも大きいです。また、照明の取替えが大変だったりエアコンの効きが悪いなど天井が高いゆえのデメリットも存在します。
③専有面積にロフトが含まれているか
規定ではロフトは専有面積(部屋の面積)に含められません。
しかし、まれにロフトの面積も専有面積として含められている面積を表記している図面があります。例えばホントは15㎡しかないのにロフトの5㎡を足して20㎡と表記されているケースも。ロフト付きの物件を内見する際はロフトが専有面積に含まれていないか不動産屋に確認しましょう。
ロフトの他にもベランダ、バルコニー、庭も専有面積に含まれません。細かく記載がある図面ではベランダ、バルコニーの面積も記載しているものもあります。
④ロフト付き物件の注意点
一概にロフト付き物件と言っても間取りは様々で注意しないと入居後後悔することになるかもしれません。必ず確認したい注意点を見ていきましょう。
コンセントや専用の照明があるか
ロフトを寝室や1室として使う場合は必ずコンセントがあるか、専用の照明があるか確認しましょう。少なくともコンセントがないと部屋としての活用パターンが制限されてしまいます。
致命的な位置にハシゴがないか
ロフトのハシゴは構造上、居間のスペースを潰してしまいます。一人暮らしの間取りはただでさえ狭いのでハシゴのせいで思い通りに家具の配置ができず、中ではシングルベットもまともに置けない間取りもあります。内見の際には必ず家具の配置を考えましょう。
昇り降りがスムーズにできるか
物件によってロフトの天井の高さ、はしごの斜度など違うため昇り降りのしやすさには違いがあります。自分に合わないと腰に負担がかかったり滑り落ちてしまう危険があるので内見の際は必ず1度は昇り降りして確かめましょう。
⑤まとめ、不動産屋のアドバイス
・ロフトは収納としても活用可能
・天井が高く部屋が広く見える
・はしごが邪魔になるケースも
・ロフトは専有面積に含まれない
・内見時必ず昇り降りしよう
いかがでしたでしょうか。ロフトをうまく使うも殺すもあなた次第です。家具の配置やロフトの活用方法をしっかり考えたうえで借りるようにしましょう。