普通賃貸では契約期間は2年間です。期間が終わっても住み続けたい場合は更新料を払って契約を更新することになります。この記事では更新料とはなんなのか、いくら払うものなのか、交渉で減額できるのかなど詳しく解説していきます。
①更新料とは?いくら払うの?
更新料とは賃貸借契約の期間が満了し、契約の更新をする時にかかる費用です。契約期間満了の1~3カ月前の間に不動産屋もしくは大家さんから更新をするかどうかの確認の連絡があり、更新することになると更新料の請求が来ます。
いくら払うの?相場は?
更新料として支払う金額は契約書に記載されており、契約の際には必ず説明があります。またお部屋探しの際の募集図面にもその物件の更新料は書いてあるので確認しておくと良いでしょう。
ほとんどの物件で更新料は新賃料の1か月分となります。最近では別途更新事務手数料として賃料の0.25か月分かかるところもあるので1~1.25カ月分が相場といえるでしょう。
②更新料は何のためのお金?
更新料を払う月は家賃と合わせて相当な出費になり、不満に思っている入居者さんもいるでしょう。それでは更新料は何のためのお金なのか、それは複数存在します。
①契約更新の手続きにかかる費用
②一時的な収入
③昔からの風習
更新手続きは仲介業者が行いますが業者も無償で手続きをするわけにもいかないので大家さんは更新料の中からいくらか支払い(大体25%~50%)しています。手元に残った分は建物の修繕にあてたり、積み立てて置いたりなど様々です。このように建前上では理由はありますが半分くらいは昔からの風習・習慣であるところが強いでしょう。
更新料なんて払いたくない!という人は次の事項をよく読んでみてください!
③更新料は交渉で減額できる?コツはある?
更新料は更新手続きをするにあたって必要経費ではありますが負担も大きい為、多少減額の交渉ができないか気になると思いますが答えは減額できる可能性ありといったところです。それでは交渉にあたってのタイミングやコツを見ていきましょう。
交渉するにあたっての大前提
交渉するにあたって①家賃を遅滞・滞納したことがないことと②居住中問題を起こしていないことの2つを守っていないと交渉は非常に厳しいです。あくまで印象の良い入居者である必要があります。
交渉のタイミング
交渉のタイミングは不動産屋もしくは大家さんからの更新意思確認をされ、その返答時に交渉するようにしましょう。
言い方のコツ
言い方のコツとしては・・・
『更新料がネックで更新しようか迷っている、更新料がなければ快適だし住み続けたいが更新料がもったいないので引っ越しも考えている。更新料相談できないでしょうか。』
というようなのがベストです。ポイントとしては対立的に言うのではなく友好的に話すこと、更新する前提で話さない事です。上手くいけば全額とまではいかないと思いますが不動産屋がもらう更新手続きの費用分以外免除してもらえるかもしれません。
④まとめ、不動産屋のアドバイス
・更新料とは契約の更新の際に支払うお金。
・相場は新賃料の1か月分、別途更新事務手数料がかかる場合がある。
・更新料は更新手続きにかかる費用などの意味合い
・更新料の交渉は可能である。
・家賃遅滞や問題を起こしていないのが大前提
・コツをうまく使って成功率を上げよう。
いかがでしたでしょうか。更新料の金額は募集図面や契約書をよく確認しておくようにしましょう。更新料の交渉は大家さんからの印象が良いほど成功率は上がるので、日頃から家賃支払い遅れや風紀を乱すような行動はしないように心掛けておくようにしましょう。