お部屋探しで目にする1DK(ワンディーケー)と1LDK(ワンエルディーケー)の間取りですが多くの人は1DKと1LDKの違いや定義について理解していません。この記事では1DKと1LDKの違いや定義、それぞれのメリットデメリット、不動産屋のオススメを解説しますのでお部屋探しに役立ててください。
①1DKと1LDKの違いとは?定義は?
1DKとは・・・
4.5帖以上8帖未満のキッチンスペース+1部屋(居間)がある間取り。DKとはダイニングキッチンの略で食堂(ダイニング)と台所(キッチン)が確保できる広さの部屋という意味合いがあります。
1LDKとは・・・
8帖以上のキッチンスペース+1部屋がある間取り。LDKとはリビングダイニングキッチンの略で居間(リビング)と食堂(ダイニング)と台所(キッチン)が確保できる広さの部屋という意味合いがあります。
定義をわかりやすく表にすると下記のようになります▼
つまりキッチンスペースがある部屋の広さで間取りの表記が変わってきます。他の部屋の大きさは関係ありません。ただ上記の表の定義はキッチンスペース+1部屋の場合に限られ、+2部屋以上ではK、DK、LDKの定義が変わってきます。2DK、2LDK、3LDKなどをお探しの方は下記の表を参考にしてください。
(参照)公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会:表示規約第18条(特定用語の使用基準)第1項第3号及び第4号
②1DKのメリットデメリット
1DKと1LDKでもそれぞれにメリットデメリットが存在します。まずは1DKのメリットデメリットを見ていきましょう。
1DKのメリット
・1LDKより家賃相場が安い
・食事スペースと寝室を分けれる。
・2人で住むこともできる(物件による)
・一人暮らしではかなり快適な広さ
1DKのデメリット
・1LDKより狭い
・レイアウトが難しい
・2人で住むには少し狭い
・2人暮らしができない物件もそこそこある
・部屋のレイアウトが難しい
・部屋の募集件数が他より少ない
一人暮らしをするのであれば1Kより値は張りますが食事スペースと寝室を分けれることで快適に過ごすことができるでしょう。予算に余裕がある人は1Kだけでなく1DKでも探してみると良いでしょう。その反面同棲、ルームシェアなどをするには少し手狭な印象があります。また、物件によっては2人以上の入居をお断りしているところもあるので事前に確認しましょう。
1DK参考間取り▼
③1LDKのメリットデメリット
次に1LDKのメリットデメリットを見ていきましょう。
1LDKのメリット
・リビングが広くて快適
・部屋のレイアウトがしやすい
・2人暮らしするのに最もオススメの間取り
・築浅物件が多く、募集件数も1DKより多い
・友人を招いてもプライベートは守れる
・最新のカウンターキッチンなどオシャレな間取りが多い
1LDKのデメリット
・家賃相場が1DKより高い
・2人暮らしだと収納が足りない物件も
・各部屋にエアコンがないと夏冬は厳しい
2人暮らしをするのに最もオススメです。最近新築・築浅の1LDKも増え内外装もキレイですので探しているだけでも楽しいです。1DKより家賃は張りますが同棲であれば1LDKを選ぶと良いでしょう。それぞれのプライベートエリアや収納が足りない場合は2DKなどもオススメです。
1LDK参考間取り▼
④まとめ、不動産屋のアドバイス
・キッチンスペースの広さで間取りの表記が変わる。
・居間が2部屋以上になると定義が変わってくる。
・1DKは1人暮らしは快適だが2人だと手狭。
・1LDKは2人暮らしに最もオススメ。
・タイプによっては2DKなどもオススメ。
いかがでしたでしょうか。募集図面をみるとたまに1DKなのに1LDKと表記している業者もいるので間取り図を見て自分で見分けられるようにしておきましょう。また、同じ1DK、1LDKでも広さが全然違うので1DKでは30㎡~、1LDKでは40㎡~が快適な広さといえるでしょう。結局は内見して実際に見るのが良いですが頭に入れておきましょう。